土壌汚染の調査とか対策とか

土壌汚染調査技術管理者試験の個人的解答解説や土壌汚染に関するニュース。

令和元年度 土壌汚染調査技術管理者試験 午前 問題5 解答と解説

 

f:id:PIGPOT:20200402095342j:plain

令和元年度 土壌汚染調査技術管理者試験(環境省HPより抜粋)

 

正答は(5)

 

A

社史は集める必要あり

工場のレイアウトであったりの土地の使い方が書いてあることが多い

 

 

B

公図は、公的な資料であるものの実は盲信は危険な資料であり、優先すべきでない

公図というものは明治時代の地租改正の折に作られた資料で、測量技術も当時はしょぼく結構怪しい

 

 

C

トリクロロエチレンの分解生成物:クロロエチレンが追加規制されたので、区域指定解除の際の対策方法次第では汚染のおそれは引き続きあるものと評価される。

そのためVOCの場合には浄化の詳細な資料入手は必須

具体的には、バイオ浄化の場合にはクロロエチレンが生成されるので残留の可能性がある

(ただ追加規制前の当時の思想としては、VCを0.002mg/Lまで追い込むこと時間とお金を費やす意味はまったくなく、仕方ないこと)

 

 

D

正しい記載

特に『建物の竣工図面』から得られる有害物質の排水経路で多いと感じるのが、分析室とかの洗い場からの排水

屋外の排水経路は『埋設配管図』に記載されてるけど建屋配管は『建物の竣工図面』を見る必要がある

 

 

E

正しい記載

まあこれは当たり前

 

割と簡単な問題だけど迷うとしたら(4)か(5)

公図の精度が怪しいということを知ってれば解答可能な問題